フォーラムシアター研修(映画研修)

「先輩と後輩のすれ違い」「開発と営業の争い」などなど、会社でよく起こる”あるある”の場面を演劇の場で実践してみます。どんな風に見えたのか、どんなところが良かったのか、自分だったらどうするのかなどを参加者と意見交換しながら、普段のコミュニケーションスタイルを見つめ直します。最後は研修の様子をまるで映画のような動画作品にして鑑賞します。

相手からどうみられているのかを知る

自分のコミュニケーションスタイルのことや、それに対して他の人がどんな感想を持っているのかなどを客観的に知っていることは、とても重要なことだと言われています。しかし、それらについて冷静に見つめる機会やフィードバックをもらう機会は、意識的に作らないと持てないものです。

本研修では、会社でよくある状況を実際に演じてみて、相手役やみていた人からフィードバックをもらっていきます。よくある状況だけど、実際の状況ではない”演劇”という枠の中でコミュニケーションを抽出するからこそ、冷静にフィードバックを受け取れたり、自分の癖に気付きやすくなります。

自己認識には二種類ある
一つ目を、「内面的自己認識」
〜中略〜
二つ目は、「外的自己認識」(external self-awareness)である。先に挙げた諸要素について、他者が自分をどのように見ているかに関する理解である。〜中略〜 自分が他者にどう見られているかがわかっている人は、共感力と、他者の視点に立つ能力に長けている。リーダーの自己認識と、リーダーに対する部下の認識が近いほど両者の関係は良好で、部下はリーダーに満足を感じ、リーダーを有能しする傾向にある。

『セルフ・アウェアネス』 ハーバード・ビジネスレビュー編集部(編)

非生産的なコミュニケーションを存分にやってみる

本研修では、互いに攻撃し合っている関係でのコミュニケーションや、相槌などの反応が全くない状態の会議など、非生産的だと認識されているコミュニケーションもあえて全力でやってみます。普段避けていたり、見せない一面を発揮するやりとりをすることで、参加者は盛り上がり笑いの溢れる雰囲気になります。しかし最終的には、「こういう状態は嫌だよね」という共通認識がチームで作られていくのです。

「やらない方がいい」と頭で理解していることよりも、「こんな状態は嫌だな」と心と身体で理解していることの方が現実に反映させやすいです。また、自分一人が「嫌だ」と思っているだけではなく、チームで共通体験として持っていることで、実際に嫌な雰囲気になった時に、立ち戻るための声掛けをしやすくなります。

研修中の指示は、即興演劇や演劇の理論を用いて行います。
「お互い怒りあってください」
「嫌な雰囲気を作ってください」
といった指示では演じることが難しいです。
「相手は自分の手柄のことしか考えていない人だと思って接して下さい」
「相手は自分を見下していて、常に上から目線で話してくるから反撃してやると思って接してください」
など、演劇経験のない人でも簡単にやり取りできるような指示や設定を行うことで、参加者はハードルなく相手とのやり取りを楽しむことができます。

映像作品にして鑑賞する

本研修の様子を動画撮影し、映像作品として納品することも可能です。
演じてみたやり取りを、まるで映画のように切り取り編集することで、ワクワクした状態で研修の内容をふりかえることができます。

また、演じる際も撮影されていることで気持ちが昂り、より積極的に演じてみることができるようになります。

OVERVIEW

概要

本ワークショップの目的・ゴール
・自分やチームのコミュニケーションスタイルについて、客観的に捉えたり考えたりする。
・自分や相手がどんなことを大切にコミュニケーションしているのかを知る。
・非建設的なコミュニケーションの功罪を体感的に理解し、チームの共通感覚として持つ。
・コミュニケーションスタイルについてふりかえるためのコンテンツを持つ。

おすすめのチームや導入シーン
・新しくチームが立ち上がる時の関係作りに
・クオーターごとの関係性の見直しに
・プロジェクトのフェーズが変わっていく時に

想定されるの導入形態
・チームビルディング研修
・オフサイトミーティングコンテンツ
・コミュニケーション研修

VOICE

参加した方の声

自分は普段、正しさや合理性を主張してお願いすることが多いが、態度でこんなにも結果が変わると知れたので意識したい。

相手を毛嫌いしてコミュニケーションを取ることが悪いことだと普段から思っているが、即興劇で目の当たりにしたことで、どうして良くないのかを具体的にイメージできた。

立場を逆転して「自分だったらこういわれたい」という視点で考えて演じると、その状況で会話する上での問題点がわかりやすかった。

いろんなパターンを試したが、仲が悪いVerのシーンが一番面白かった。映像になったものでも一番人気があった。

Detail

詳細

適正人数(最大)
14名(20名)
参加人数が最大人数を超える場合も、追加料金にて対応可能です。
実施形態
対面
時間
3時間〜4時間
基本料金(研修部分)
350,000円〜/回
オプション料金(動画撮影及び編集)
350,000円〜/回

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