わかっちゃいるけどできない。を越える|体験型の学びである意義

フィアレスの研修は、全てが体験型で行われています。即興演劇の手法をもとにしているからという側面もありますが、体験型である意義がそこにあるから続けている面が大きいです。

では、体験型の意義とは何か。それは、

わかっちゃいるけどできない。にアプローチできるから

です。

過去受けてくださった方が、こんなことをインタビューで答えてくれました。

今まで色んなコミュニケーションの講座に通ってきて、自分を出すことができるようになってきていました。でもどこか「もう一息がいけない」という感覚があった中でこの研修へ参加しました。結果、これまでにないくらい「ぽん!」と、「出てきてOKだよ〜〜!」と言われるように、重ための扉を大きく開くことができました。

代表の森も、アドラー心理学の講座に通ったり、学習する組織の講座に行ったり、自分を解放する考え方の体験に参加してみたり、カウンセリングに似たコンテンツで自分をふりかえりに行ったことがあります。どれも学びが多く、行って良かったと感じるものばかりでしたが、ひとつ難しいポイントがありました。

あともう一歩の勇気が出ないことがある。

例えば、『自分が人と比べてしまって、やりたいと思っていないことや得意だと思っていないことも「できないとダメだ」と思い込んで無理やり頑張ってしまっていた。』という気付きをしたとします。

きっとこの気付きを経て、次の瞬間から世界が明るくなったような感じがしたり、息ができるような感覚になっていくと思います。実際に現実でも、誰かになにか言われても過剰に反応しなくなったり、目の前のやるべきことにシンプルに向かえるようになったりもするでしょう。

問題は認識すると半分は解決するとも言われています。まず気付くことが大きな一歩になることは間違いありません。

しかし、8割方クリアしたな、と思うあたりで、また大きな壁にぶつかることがよくあります。
相手に対して「それは私はできません」と言うとか、履歴書を書いて出してみるとか、パートナーに気持ちを伝えるとか。結構勇気のいる、行動を伴う変化が必要な時、壁の前で立ち往生することがあります。

これを超えたらもっと先に進める。これを超えたら自分の課題がクリアされる。思っているしわかっちゃいるのですが、どうしても勇気が出ず、行動までいけないのです。

そんな時、体験型の学びが背中を押してくれます。特にフィアレスの研修は、安心安全な場で、こけても大丈夫。むしろこけても楽しめるマインドを伝えています。だからこそ、現実世界では勇気が出ず中々行動に移せなかったことも、研修の中で一歩踏み出す経験を積むことができるのです。

この点も、過去の参加者がインタビューで話してくれています。

大人になってから何かを学ぶって多少なり痛みが伴うと言われているし、もし本当にインプロを通して自分が変わろうと思ったら、自分がこれまで習慣にしてきたものに気づいて、一旦捨てて、新しいものを身につけていくというプロセスを踏むことになるじゃないですか。それは結構大変で、痛みが伴うと思うんです。ただインプロは、その過程を心理的安全性を担保した上で、さらにワーク自体も楽しいもの、Funなものをやっているからこそ、Painの部分と両立して学びが進んでいくのかなというのを感じました。

私自身、「自分の幸せは自分で決めるもののはずだ」とか「失敗しながら成長していくしかないはず」と思っていながら、自分の幸せに向けた行動が、怖くてできなかった時期がありました(過去ブログ参照)。まさに、わかっちゃいるけどできないタイプです。(反対に、知らなかったからできなかったタイプの人も世界には多くいるんだなと感じています。その人たちにとっては、インプロの哲学そのものに救われたり、他の人の言葉がきっかけで変われることが多いです。)

わかっちゃいるけどできない時、自分が動いて実際に勇気を出して経験することができるからこそ、血肉になっていきます。そんな経験を提供できるよう、これからも体験型を大切に研修を行なっていきます。

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(通常、資料請求してくださった方のみ公開しております。この機会にぜひご覧ください)