『心理的安全性~ハッピーにNoと言い合えるチームになる~』体験ワークショップを行いました!

こんにちは、株式会社フィアレスCCOの下村理愛です。

7月24日(土)13:00-15:00に、組織をより良くしたい人のためのインプロ体験ワークショップを行いました。今回は12名の方にご参加いただきました。

今回のテーマは『心理的安全性~ハッピーにNoと言い合えるチームになる~』です。

みなさんの組織では、仲間に「No」を伝えられる関係性がありますか?
Noと言って傷つけてしまった
Noと言われて傷ついてしまった
相手を傷つけるとを恐れてNoと言えなくなり苦しくなってしまった

そんなことはありませんか?

インプロではこれらを「対立への恐れ」と捉えています。
(心理的安全性では「批判的だと思われる恐れ」)
この恐れを手放してくために、インプロのワークをPixarが実践している話をご紹介しました。

この様に、受け入れあうことが大切という一方で、対立の恐れを手放して「よくない」と率直に言えることが心理的安全性が保たれていることでもある、ということを確認したうえでワークに移っていきました。

ということで本日は実際に、インプロのワークの安全な場を通じて「No」を言ってみること、そして恐れを全員で手放していく、という体験を通して、心理的安全性を「理解する」だけではなく、「体験する」ことを目指しました。

実施内容
ワーク1:プレゼントゲーム

【ルール】
2人組になって行います。
AがBにプレゼントを渡します
例)焼き魚の詰め合わせどうぞ!
Bは、フィードバックをします。嬉しかったら「ありがとう」、そんなに嬉しくなかったら「Non!」と言って後ろに投げます。
次は、BがAにプレゼントをし、AがBにフィードバックをします。

ワークを行う際、フィードバックのポイントや、Happy Nonのコツを紹介してワークに入っていきました。

プレゼントゲームのふりかえり (🔵参加者 ⭐スタッフ)
🔵一緒にペアを組んだ方が、プレゼントなので苦痛がない
🔵あらかじめNonの練習をしていたので、どんなプレゼントがきてもウェルカムという心構えができていた
⭐プレゼントをもらうこと自体が感情的には嬉しい。でも、物が自分にフィットするかしないかはまた別ですね

🔵趣味ど真ん中のものを投げ込んでくれると、自分でメーカーとか選びたい。むしろ趣味から離れているものの方が素直に受け取れるなあ。
⭐世の中のお歳暮がなぜそうなったのか、わかりますよね。

🔵やっぱり私は人と違うんだな。自分のあげたいものと相手がほしいものは違うということがやってみるからこそ改めてわかる。
🔵安牌路線に行くとつまらない。プレゼント甲斐がない。
🔵Nonの練習をしたけど、日本人だからか、自分だからかわからないけど申し訳ないという気持ちが先に立ってしまうことに気づいた。

ワーク2:ホリデーゲーム

2人組で休日の朝を迎えます。
AがBに提案をします。
Bはフィードバックをします。嬉しかったら「いいね」と言って一緒に提案をします。そんなに嬉しくなかったらハッピーに「Non!」と言います。
例)
A:プールに行こう!
B:Non!
B:海にいこう!
A:いいね!(一緒に海にいく)
A:サーフィンをしよう!
B:いいね!(一緒にサーフィンをする)

ホリデーゲームのふりかえり
🔵楽しいのでどんどん悪乗りして相手へチャレンジなことをやってみたくなりました。
⭐率直なフィードバックをくれる安心があるとリスクを取った提案ができます。なんでも受け入れてしまうと責任感が出てきて逆に出しづらくなってしまう。率直なフィードバックで傷つかない場所の方がいいアイディアが出ます

🔵断られることで、お互いの期待値をすり合わせやるいと思った。最初にドライブしてゴルフ行きませんか?って言われた時に、Nonされたけど、ドライブでどこかへいきませんか?と聞かれることで、解像度を上げていくことができました。
⭐ちょっとした違和感をクリアにしてやり始めるとあとの楽しさが違いますよね

🔵やってるうちにその気になってくる。実際に体験しているようになった。暑いから北に行こう!という2人で共通体験をしているような感じがありました。
⭐インスパイアされているものほど感じやすい。頭で理解しているものは実感をもって感じやすいです。普段の仕事で置き換えると、インスパイアされている場合はすごくフロー状態になっている。乗ってはいないけどやらなきゃいけないことは心ここにあらずという感じがあるかもしれないですね。

ワーク3:ホリデーゲーム全員バージョン

誰かが提案をして、嬉しかったらそのまま一緒にその提案をします。
Nonだったら画面をオフします。
例)海に行こう! 
YES→一緒に海に行く Non→画面をオフして消える
みんなにNonされていきながら、最後の1人になったら終了です!

ポイントは、自分に正直に画面をオフすること。そして、最後の一人になっても堂々としていることです。

かわいそうだな‥‥申し訳ないな‥‥という気持ちを手放しながら自分に正直にNonしていくことで、だんだんチーム感が出てきます。
率直なフィードバックがお互いにできていることで、より信頼して表現できるチームになっていきます。

本日の満足度と理由

4: Noをいう訓練というのが目から鱗だった
5: Noについて、考えていなかった役割に気付けた。よりよいものを作る役割はあまり意識していなかった。
4 :すごく楽しかったけど、もう少し時間をかけたかった。
4 :インプロってどんなものなんだろう?と知りたくて参加しました。単純にワークが面白くて、ワークを通じてバックグラウンドが異なる方々と劇や振り返りができて気づきがありました。楽しみながら発見があるのがとても素敵だなって思います。
3 :インプロのワークを体験することができたため
4 :心理的安全性とインプロのつながりが少し見えた気がしました。
4 :良いFBが出しあえる関係が良い組織、良いチームであることが改めてわかったから
5 :会社や私生活ですごくためになる内容でした!チームビルディングで使っていきたいと思います。
5: NOと言えるチームを作るための、具体的なワークショップを体験することで、チームメンバーと実践できるものを得られたから。

今回のワークショップを体験する前と後でインプロに対する印象はどのように変わりましたか。

・対人関係にすごくフォーカスしている
チームの立ち上げ時など、お互いがあまりよく知らないときに有効そうに感じた。関係性が固まったチームでどう取り組むかは考える必要がありそう
全員参加でオンラインでも出来ることを知りました。印象は特に変わらず楽しめるものだなと。
・即興劇なんてできない、、、と少し緊張していたのですが、誰でもすぐに参加できる内容だったのでとてもよかったです。
企業研修に取り入れるととてもおもしろそうだと感じました。
・インプロそのものに対する印象は変わっていません。
インプロで組織研修ができるんだということがわかった
・即興演劇を求められるかと思って自分にはハードルが高いかと思っていましたが、十分楽しみながら学べる内容でした。インプロ楽しいと思えました!
・インプロは初めて聞いたワードだったのですが、即興演劇のワークがこんな風に普段の生活に活かせるものとして使えるんだと、本当に新しい発見ができたように思います。

みなさんありがとうございました!


フィアレスCCO
下村理愛

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