アジャイルに抵抗感のある人ってどんな気持ちなんだろう?の解明にチャレンジしました

こんにちは。CEOの森です。

先日、フィアレス主催にて行ったオフラインのインプロワークショップを行いました。弊社では初めての業種を絞った、自社開講型のワークショップです。

それぞれが主体的に参加しにきていることと、計7時間という1日を通したからこそ扱うことができた内容になりました!

その内容をぜひご覧ください。

■ワークショップ概要
対象:アジャイル関係者・興味のある方向け
テーマ:変化できる自分になる
実施形態:オフライン
時間:10:00〜17:00(途中1時間休憩あり)
参加人数:6名
講師:内海隆雄 アシスタント:森純子
■実施したこと
元気度チェック
ウォーミングアップ(ワーク)
 1.拍手回し
 2.サウンドボール
インプロの紹介
 創設者キース・ジョンストンの歴史
 インプロのよくある誤解
 変化を拒む恐れの存在 etc…
いるかの調教(ワーク)
陣地取りゲーム(ワーク)
〜〜 お昼休憩 〜〜
感想・興味のあることをシェア
Point of View(ワーク)
インプロワークに抵抗のある人を演じてみる(ワーク) ←注目★
チェックアウトゲーム

1日全体を通しての印象

業種特有の振り返りがたくさん

午前中は、基本的なインプロワークを取り扱いました。
しかし、アジャイルという共通する文脈を持つ人が集まったことや、(パフォーマンスとしてのインプロではなく)基本的に仕事に活かすことを目的に参加している方々のため振り返りで出てくる内容がとても特徴的でした。

具体的には、フィードバックやチームの協力で機能的に動いていくことを学ぶワークを扱いましたが、ワークがどうだったのかという事実から、普段の業務ではどのようなことが起きているのかを捉え直す発言や、ワークでのよい状態を達成しうるチームの前提条件について考察したりがありました。(詳しくは下記にて)

午後はさらに現場の課題感にアプローチ

そして、なんといっても午後のワークが印象的で学びが多かったです。
午前中からの学びと今現在自身が職場で感じている課題を受けて、それにアプローチしたワークを参加者と一緒に作ってやってみたのです。

取り上げたのは、「アジャイルでの開発に対してネガティブな人へどうアプローチしたら良いのか。」という課題です。インタビューや市場調査アンケートをする中でも確かによく話題に上がっていたもので、この日の参加メンバーからも悩みとして挙げられました。

ワークに主体的に参加してくれるメンバーであることや、アジャイルを社内で押し進めているメンバーであることを強みに、この課題に真正面からぶつかって考えてみました。

こちらのワークの詳細や学びの内容は後半で詳しくお伝えします。

ワーク中に生まれた学びや振り返りを紹介

それぞれのワークで生まれた学びについて、特に今回特徴的だったものをピックアップして紹介します!

フィードバックする側とされる側が持っているコンテキストのずれがある

イルカの調教ゲームをした後の振り返りです。

イルカの調教ゲームとは
イルカ役の人がひとり舞台に上がり、他の人は調教師役としてイルカに聞こえないようにやってほしい動き(例:正座する)を決めます。ゲームが始まったら調教師はイルカにその動きを教えますが、言葉で教えることはできません。イルカが自由に動き回っているときにやってほしい動きに近づいたら(例:しゃがむ)「リン」という合図のみでイルカに動きを教えていきます。イルカがやってほしい動きをできたら終わりです。なかなか分からずイルカが困っているときは調教師がヒントをあげます。もちろんお互いギブアップしても構いません。

このゲームで学ぶ主体はイルカではなく調教師です。そしてゲームが成功したか失敗したかは重要ではなく、イルカが自由に楽しく学べたかが重要になります。イルカ役の人に恥をかかせる無茶振りゲームではありません(そうなっていたらうまくいっていません)。恐れなく学べる場をつくるゲームであり、リーダーやマネージャーにとって非常に示唆に富むゲームです。
■ピックアップするワーク中の一場面
前提
3人目のイルカ役(Aさんとする)
1人目は床に寝転ぶ、2人目は下手の壁を触るという行動をすることを目指して実施した。
Aさんは左右上下の動きではなく「メガネをとる」という行動を目指すことを他の調教師役と決めてワークをスタートした。

ワークの様子
ファシリ「イルカ役のAさんです、どうぞ〜」
調教師役:拍手で迎える
イルカ役Aさん(以下Aさん):左右に動いたりジャンプしたり座ったりしている。
調教師役「(シーン・・・)」
Aさん:手を広げてみる。
調教師役「(シーン・・・)」
Aさん:手を体の横で広げながら、上下に動かしてみる。
調教師役「(小さく1人が)リン」
Aさん:激しく手を上下に動かす。
調教師役:手が顔の横を通るタイミングで、複数人が「リン」
Aさん:困惑しつつも、手の動かし方を上下ではなく、回したりくねらせたりと工夫する。
調教師役:手が顔の横を通るタイミングで、「リン」
Aさん:どの行動に鳴らされたのか掴めず困惑した表情。体の横ではなく、前も使って様々動かしてみる。不意に顔に手が近付く。
調教師役「(大きめに)リン!」
Aさん:ちょっと何かを掴んだように頭に手を乗せる。
調教師役「リンリン!」
Aさん:近づいているが正解ではない様子に困惑した表情
ファシリ「ヒントもらいますか?」
Aさん「はい」
調教師役「顔を色々触ってみましょう」
Aさん:目を覆う
調教師役「(ほとんどの調教師が)リンリンリン!」
Aさん:メガネを勢いよくとる。
調教師役:全員で拍手

振り返りの内容
・自分はずっと手の位置に対してリンを鳴らしていたが、相手が手の動きだと思って受け取っていた。どういうつもりでフィードバックを出しているのか、コンテキストがあってないと間違って伝わってしまうんだなと思った。
・自分が普段いる現場と違うところに行く時や、違う場所で活躍しているメンバーで作られたチームの時は、こういうコンテキストのずれが起きがちだと思った。しかも、同じ単語を使っていたとしても使い方が違うこともある。
・前にイルカを体験した2人は空間を使った動きだったので、その延長上だろうと予測してしまった。これまでやってきた経験から、この方向だろうという決めつけがあり、フィードバックを自分なりに解釈してしまう現象が起きていた。
・人によってもフィードバックの仕方や回数が異なっていた。誰のフィードバックに重きを置くか、自分なりに基準を作っていた。
・実際にフィードバックを出し合う前に、前提のコンテキストを合わせていくことが重要なのかもしれない。

このゲームをすると、多くの場合が
・イルカ側が沢山動くといいよね。
・フィードバックをポジティブに与えられることで楽しく学べる
あたりが振り返りとして出てきます。

しかし今回は、そこからさらに深ぼって、「フィードバックする側とされる側のコンテキストの違い」について考察する時間がありました。

このように、どういうフィードバックがいいか悪いかを超えて、現場ではどんなことが起こるのか、起こった結果どうなるのか、ではどうしたらいいのかという話が沢山出てきました。

 

今回の注目ワーク
「アジャイルの導入に抵抗がある人はどんなことを考えているのか、寄り添って考えてみよう!」

午後は、参加者にそれまでの感想と今困っていることを聞き、それに対応するワークを実施しました。

アジャイル関係者へのインタビューや市場調査でも多かった、
・インプロは面白いが、チームのメンバーでやれなそうな人がいる。
・失敗しながら学ぶことの価値を感じていない人がいる。
といった、推進派と反対派の壁。
今回のワークショップでも同じようなことが懸念点として挙げられました。

そんな方に対して「わかってない」「考えが古い」などと対立しては解決には至りませんし、こちら側のスタンスのまま外から対処しようとあれこれアプローチしてもさらに抵抗感が増すばかりかと思います。

そこで今回は、抵抗感のある人に寄り添ってワーク中にどんなことを考えているのかを理解するチャレンジをしました。

名付けて
「インプロワークショップに参加することに抵抗のある人になってみよう」

やり方
1.社内でインプロワークに参加することに抵抗がありそうな人を想像する。
2.その人の特徴を真似てみる。
3.インタビュアーに質問してもらいながら、キャラクターを身体に染み込ませる。
4.インプロワークショップの冒頭40分をそのキャラクターで参加してみる。
5.終了後、どんな気持ちだったのか全体にシェアしながら理解を深めていく。

参加者(登場人物)
ファシリテーター1名
アシスタント1名
インプロワークに抵抗がある人3名(Aさん・Bさん・Cさん)
インプロワークに抵抗がない人3人(αさん・βさん・cさん)

ワーク中の様子をピックアップ
<最初の自己紹介>
Aさん「会社から来いと言われたのできました。よくわかってないです」などをはじめ、最初からあまり乗り気でない様子で会場に参加する様子の3名。それを気にしつつもどこか引きづられないように明るく振る舞う抵抗のない3名の様子も伺える。

<インプロの説明>
ファシリがインプロの歴史や「大人は萎縮した子ども(※)」という考え方についての説明を10分程度実施。αさん・βさん・cさんは時折うなづくなどの態度を見せながら聞いている。Aさん・Cさんはファシリをあまり目視せず心ここにあらずの表情を浮かべている。Bさんは腕を組み、少し鋭い表情でファシリを見ている。参加者との交流のなさや様子にファシリも影響を受け、徐々に空気が冷たくなっていく。

※「大人は萎縮した子ども」
創始者キースジョンストンの言葉。
「多くの教師は子供を未成熟な大人と考える。しかし、もし私たちが大人を萎縮した子供と考えるならば、より敬意を持った教育を行えるだろう。」

<ワーク1:マジックボックス>
自分の中にある検閲を確認するワークを二人組で実施。
ペアの組み方は「Aさん・αさん」「Bさん・βさん」「Cさん・cさん」でこの後も最後のワークまでペアを変えずに行った。
「なんでもないアイデア」と「独創的なアイデア」という2種類をそれぞれ出すことにチャレンジするするよう提案。
Aさん・αさんペア
αさんと目を合わせず節目がちに実施するAさん。「なんでもないアイデア」と「独創的なアイデア」であまり出てくるアイデアに差が無いように感じられる。
Bさん・βさん
かなりのスピードで自信満々にアイデアを出していくBさん。その反応の速さに少し狼狽えながらも、βさんはなんとかついていこうとする様子が見える。
Cさん・cさん
Cさんは一つ一つのアイデアにかなり時間をかけて考えながら出している。ペアに対しての反応も薄く、常に難しそうな顔でワークに参加している。cさんも少し居心地悪そうながらも積極的にアイデアを出している。

<マジックボックスのふりかえり>
ファシリ「やってみてどうだったかを聞きたいと思います。Aさん・αさんペアはどうでしたか?」
Aさん「独創的なアイデアを出せないときの救済措置が作られていたが、中々使うのは難しいです。普通のアイデアも出すのが難しかった」
ファシリ「なるほど。ありがとうございます。Bさん・βさんペアはどうでした?」
Bさん:腕を組みながら「βさんどうぞ」
βさん「独創的なアイデアの方が出しづらいことを感じることができました」
ファシリ「ありがとうございます。Cさん・cさんはどうですか?」
〜少し間〜
Cさん「う〜ん。ちょっとよくわからなかったですね」
ファシリ「アイデアが出しづらいなという頭の検閲は感じました?」
Cさん「それは、まぁ、はい」

<ワーク2:相手がアイデアを出し易い関わりを探すワーク>
相手がアイデアを出す時に好意的な関わりをしてみたり、完全に自由な状態ではなく、色や形などヒントを与えることで出しやすくなることを体験してみる。
(ワーク実施例)
アイデア出す側:目の前の空間に手を入れて何かを取る動作をしながら「りんご」
サポート側「なるほど〜」
アイデア出す側「地球儀」
サポート側「ふむふむ。そこにあるふわふわしたものはなんですか?」
アイデア出す側「これは綿菓子ですね」
「相手がアイデアを出しやすくなるように」というテーマだが、ABCの3人はあまり態度の変化が見られない。そんな様子を受けてアシスタントがそれぞれワークをしているところにアプローチしていく。
アシスタント:Cさんに対し「何かサポートになるようなことを出してみてください」
Cさん:困る様子を示す
アシスタント:Cさんに「色とかを渡してあげるのはどうですか?」
Cさん「黄色、ですね」
cさん「あぁ。バナナですね」
アシスタント「いいですね!そんな感じでやってみましょう」
アシスタント:Bさんに対して「何かサポートになるようなことを出してあげてください」
Bさん:語気強めに「はい。やります」
アシスタント:「ぜひおねがいします」
アシスタント:Aさんに対して「何かサポートになるようなことを出してあげてください」
Aさん「相手が困ってなくても言うんですか?」
アシスタント「はい。実験なので、試してみましょう」
Aさん「丸いものですね」
αさん「ゴルフボールでした」
アシスタント「いいですね!そんな感じでやってみてください」
Aさん「はい」

<相手がアイデアを出し易い関わりを探すワークのふりかえり>
ファシリ「Aさん・αさんペアはどうでしたか?」
〜顔を見合わせる2人〜
αさん「ヒントを出してもらうとアイデアが出しやすい体験ができました」
ファシリ「ありがとうございます。Bさん・βさんペアはどうでしたか?」
Bさん「βさん言って」
〜参加者やファシリテーターが少し笑う〜
βさん「相手に対するポジティブな関わりができたなと思います」
ファシリ「いいですね。最後、Cさん・cさんはどうでした?」
cさん「Cさんにぜひ言ってほしいなと思います!」
〜参加者やファシリテーターが笑う〜
Cさん「そうですね。サポートのアイデアを出すのも難しかったかなと思います。でも、あると出しやすいことはわかります」

ファシリ「はい!(ロールプレイは)ここまでにします!」
〜参加者が一斉に立ち上がって思い思いに気持ちを吐露〜
「うわ〜〜!つらかった〜」
「早く終われって思った」
「空気が悪い!」
「自分は絶対にファシリ側に行きたく無い!」 etc…

上記のようなロールプレイを実施した後、AさんBさんCさんをやってみた3人に、ワーク中に抱いた気持ちや感覚を聞いていき、理解を深めます。

 

参加者はどんな気持ちだった?

Aさん・Cさん(クローズパターン)
この2人は、人との関係性を築くことや自分について知られることを嫌がっており、避ける・拒否するなど防御型のアクションをすることで自己防衛しているタイプでした。

Aさんのキャラクター像
仕事は仕事、プライベートはプライベートで感情面や関係性を含めてきっちり分けていたい。相手に興味を持たないようにしている、かつ、自分に興味を持たれることにも抵抗感があった。

冒頭から、ファシリテーターの人とワークを楽しみにしている人とのテンションの差が気になって帰りたくなってしまった。しかし、あえて明確に抵抗することも波風を立てることになるので、しなかった。
ワーク中はできるだけ波風が立たない状態にするために、あえて無難なアイデアを選んで出すようにしていた。

どうしてそのような感情や態度になるの?
自分の発言を笑われてしまったら嫌だと思っている。自分の弱さが露呈したら、もう元には戻れないと感じている。

アシスタントが声をかけてきた時はどうだった?
不意の問いかけで自分が露呈するのを恐れた。できるだけ関わらないで感を出しつつ、ファシリテーターが部屋のどこにいるのかをかなり意識的に把握していた。

もし、見学を促していたらどうだったと思う?
目立つことが嫌なので見学はできなかったと思う。このワークは嫌だ。意味がわからないと明示することもできない。

「検閲」「大人は萎縮した子ども」の話を聞いてどうだった?
図星だった。自分のことだと本心ではわかっていた。でも、だからこそ聞かないようにしていた。

Cさんのキャラクター像
自己防衛本能が強い人、自分を守りたい人だった。
自分1人で結果を出さないといけないと思っている。誰かの助けがあって達成した結果は評価されない環境にいる。

ワークに参加しながら内心で拒み続けることが大変で、どこかで迎合しようと思う瞬間があった。しかし、「この人変化したな」と悟られるのが怖かった。今まで自分が拒んでいたものを認めると、自分が間違っていたことを認めることになる。「完全に敗北するギリギリまで認めないぞ」という気持ちだった。

仕事は断れない人のところに集中すると思っている。自分に押し付けられないように、初めから全ブロックの態度をとっている。

Bさん(自称オーガナイザー)
Bさんは、AさんCさんとは異なり、インプロの価値を認めておりワークを評価するというスタンスをとっている人でした。攻撃的なアクションをすることで一種の自己防衛をしている方なのかと思います。

Bさんのキャラクター像
過去、原著を読んだりワークショップで学ぶなどの経験もあり、インプロの価値や打ち手としての評価もある。権威や源流、本家本元に触れることに価値を置いており、正しいものを正しくやりたいと考えている。
一方、自分はすでに理解しているので現在進行しているワークショップに自分が真剣に参加するメリットを感じていない。分かりきっていることをもう一回やらされるのがしんどいと感じている。

過去、自分の知識をひけらかしたことによる失敗経験もあり、真剣にトライできない部分もある。

オブザーバーとしてや上司として、ワークショップがクオリティ高く実施されているのか、部下たちが学べているのかを評価している。自分が監視しないといけないと思っている。
講師への評価はワークショップが全て終わった後に下される。1回目で信頼を得たら、2回目からオープンに参加してくれる気がした。

エンゲージメント高く参加している気持ちを本人は持っている。

ワークショップ後半で少し難易度が上がった時に、自分もギアを入れてやろうと思った瞬間があった。しかし、自分のテンションが上がっていないことに気付きギアを入れることを諦めた。

イルカの調教(知らないゲーム)をやったらどうなったと思う?
知らないことをやらされると、失敗してできない人と思われることに抵抗がある。自分がインプロをうまくできないことで、部下にとってのインプロの評価が下がることを嫌がっている。

このタイプは役職者に多い気がする。敵のポジションにいたら大変だけど、味方になってくれたらすごく強い。

そんなキャラクターの彼らとどう関わっていける?

インプロに抵抗感のある方になりきってみることで、彼らの感じていることや考えていることを紐解いてみました。その上で、彼らにどう関わっていくことができるのかを参加者と案出ししました。

・言葉を発して関わるワークよりも、動きのあるワークからスタートした方が良さそう。言葉はごまかしやすいので、思わず動いちゃったという体験から少しずつ関わったりオープンにしていけるかもしれない。
・とはいえ、抵抗感が一気になくなることもないので、あまり積極的に動かなくても参加している・貢献している感を味わえるようなポジションにおいてあげる工夫をすると良さそう。
・自分を出すことに抵抗があるようなので、「演技として、こういう役をやってほしい」という変化する言い訳を与えてあげながら、普段と違う表現をする機会を与えていく。

後日、社内でも検討を行いました。
・過去の研修でもAさんのようなタイプの方はいた。職場には一定数存在するよね。
・仕事は仕事と割り切って働くことは価値観として尊重されていいと思う。けど、そのスタンスを貫くことで他の仲間のパフォーマンスを下げてしまうことがある。それは減らしていきたい。
・自分のことを知られたくない、聞かないでほしいと思いながら、そのことすら察して欲しいと思っている節もありそう。それは周りはわからないから「プライベートのことは聞かないでほしい」と伝えてもらうようお願いするのはどうだろう?
・でも、「嫌なら言ってくれればいい」というのは「嫌だ」と言える側の理論。それが言えないからこういう表現になっている場合もある。強者の理論を振りかざすことにならないよう気をつけたいね。
・あなたを傷つけたいわけでは無い、一緒にやるためにシェアしてほしいんだというスタンスで関わることが大事だと思う。
以降は企業秘密(笑)

まとめ

以上、アジャイル関係者向けのインプロワークショップ報告でした。

1日通してのワークショップなので長くみっちりやれるように感じる方も多いと思いますが、参加者の多くが「1日って意外と短いんですね」「あっという間でした」という感想をいただいております。
午後のワークのふりかえりも、全員が熱中して議論しているところを時間の関係で無理やり終了させていますし、その後予定のあった1名を除いて、みんなで夜ご飯を食べに行くほど仲良くなりました。

同じコンテキストを共有するメンバーが集まり、それぞれの興味や課題に基づいて探究していく形がとても面白いし価値があるなと再確認できたので、引き続きよりよい形を模索していきます。

 

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