こんにちは!フィアレスインターン生のかほです。本日は、フィアレスの研修の効果についてお伝えします!
フィアレスでは、1年を通して、体験ワークショップや研修における参加者の皆様の満足度をアンケート調査していました。また、インプロがストレス対処能力向上につながるという観点から、予備調査を実施しました。
こちら2つの結果についてご覧ください。
Contents
<研修満足度の数値報告>
全体平均点は5点満点中4.5!
満足度回答者190名の平均は、4.5(小数点第二位以下四捨五入)でした。
※5段階評価(10段階で統計を取ったものは、5段階に変換しました)
このように、フィアレスの研修は平均して高い満足度をいただいております。学びがあるだけでなく、楽しめることや会社様ごとにカスタマイズを行なっていることも高い満足度をいただいている要因ではないかと考えています。
各満足度の人数の内訳は…?
アンケート回答者の約57%が満足度5と回答
このように、50%以上の方に最も高い満足度5の評価をいただくことができました。
今後より多くの方に「満足度5」とお答えいただけるよう、体験ワークショップ及び研修の質の向上を目指していきます。
満足度とその理由
各満足度の理由についても幾つかご紹介させていただきます。
満足度 5
<研修参加者>
・ワークを通して普段の業務では見られない一面を見られたり、かかわりのない人と交流できたりと、充実した時間を過ごすことができました。
・オンラインワークショップなのに、オフラインのワークショップみたいな色々動きを感じる事ができて楽しかったです。
・失敗という体験をポジティブにユーモラスにできました。
・入社したばかりだが、メンバーのパーソナリティや良さを知ることができ、半年間一緒に働いているのではという感覚に陥った。自分の知らない良さを知ったので、自信に繋げていきたいし、メンバーの良さを積極的に見つけていきたい。
・今まではYESマンだったのであまりNOを言うことがなかったのですが、NOを言うことで初めて議論が生まれると気づけたからです。
<体験ワークショップ参加者>
・普段の業務の中で、自分が無意識に考えを制限していることに気づけた、業務にも活かせる点を学べた(ポジティブな姿勢で入らないと何も生まれない等)
・インプロのワークショップ自体が初めてでしたが、とても楽しめました。チームでも今日の活動のエッセンスを意識することで、より良い組織づくりにつなげられると思いました。
・心理的安全性の高い場で、初回でも安心して参加できました。
・クリエイティブなことをやろうとするときに、「みんなが持ち寄る勇気」があれば、心理的安全性を生み出せるという言葉が響きました。
・会社や私生活ですごくためになる内容でした!チームビルディングで使っていきたいと思います。
・体験した前後に、学術的な説明があり、自分の中で何が起こっているのか、なぜ起こるのかなどを考えることができた。
満足度 4
<研修参加者>
・様々な方の意見を伺うことで、自分が気が付いてない箇所で検閲していたことに気が付くことが出来たり、自分が不安に感じていた対応について様々な意見をいただけたため、貴重な時間であったと思う。
・当社は理系が多いので、普段は使わない頭の筋肉を使え、記憶に残る研修になったから。また、研修メニューを通じ、参加者が無意識にチームビルディングとは?の問題意識を持つスタートラインには先ずは立てたとは思うので。
・体験型研修を通して、周囲を知る、自分を知ってもらうとても良いきっかけになったため。ゲームを進めるにつれ、場の雰囲気が良くなっていくのを実感でき、仕事にも応用できると思ったため。
<体験ワークショップ参加者>
・これを職場で実施したときに…と考えたときに想像できず、その部分で4とさせていただきました。
・バイアスのインプロが非常に面白かった。自分が基本的に苦手な人と「会話をそもそもしない」ということに気づきました。それを完全に変えたいかというとそこまでの気持ちにはなっていないですが、そういう自分がいるという気づき自体がよかったです。
・クリエイティブで、ユニークなワークでした!普段の業務だけだと頭が固くなり、そして情報が多い時代には、見え方に偏りが出てしまうので重要な気づきを得られた気がします。
・組織のオンラインコミュニケーションに役立ちそう。
・ワークを通じてバックグラウンドが異なる方々と劇や振り返りができて気づきがありました。楽しみながら発見があるのがとても素敵だなって思います。
満足度3
<研修参加者>
・概念は良いが、実務への落とし込みまではなかったので深堀りしてほしい
・内容は良かったが長かった
<体験ワークショップ参加者>
・ステータスパーティーに関して、リーダーシップとの関係性がちょっとわからなかったです。
・インプロの経験が少ない人向けの物なので仕方ないが、個人的にはもう少しストレスが欲しかった
※掲載不許可のため満足度2の理由は割愛させていただきました。
複数回にわたる研修における満足度の変化
第4回目は満足度平均4.7に上昇
株式会社イメジン様には、全4回の研修にご参加いただきました。
事後アンケートから、研修を繰り返す中で、満足度が上昇していることが分かりました。(小数点第二位以下四捨五入)
さらに、第4回目の時点で、ご回答いただいた方全員の満足度が4以上になりました。
この結果からも分かるように、一度の研修や、体験ワークショップの短い時間の中での参加では、恐れを取り除くのは難しいかもしれません。
しかし、数回にわたり参加することで、壁を壊し、楽しみながらインプロの効果を感じていただけます。
<レジリエンス向上の予備調査の報告>
フィアレスが企業活動をしている中でご縁のあった株式会社医療産業研究所様(以下、医療産業研究所)は、個人の対処能力(レジリエンス)である「SOC・SE」の考え方を大切にされています。私たちは、インプロとSOCは互いに共通する部分があるという共通認識のもと、インプロワークの受講がSOC向上にどのように影響するのか調査を開始しています。
SOCとは?
SOC(sense of coherence)[センス・オブ・コーヒレンス]とは、健康を増進し、ストレス対処に効果を発揮する人間が抱く「感覚」のことです。「sense」が「感覚」で「coherence」は「一貫性」です。SOCは「首尾一貫感覚」と訳されます。SOCは、「把握可能感」「処理可能感」「有意味感」の3つで構成されます。
ストレス過多の現代において、健やかに人生を送るためにSOCは重要な役割を果たし、それを知っておくことは今を生きる人たちにとって、とても有益なことです。
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今回は、その予備調査結果を公開します。
調査対象者
インプロアカデミーが開講するクラスの参加者(7名)
職場や年齢の異なるメンバーが集まって構成されている。
※インプロアカデミー:フィアレスの代表内海が運営するインプロスクール
クラスの概要
週1回・2時間のオンラインクラス
調査方法
利用指標:
・医療産業研究所が提供するストレスチェックPRAS(全82問)
・創造性の向上にフォーカスした独自項目(全20問)
該当クラスがスタートする前と、1ヶ月(4回)が終了した時点の全2回ストレスチェック PRASに回答。1回目と2回目の数値の変化を分析する。
PRASとは
個人のストレス対処能力である「SOC:前向き度」「SE:自己信頼度」を測ることが可能
結果:「有意味感」が有意に向上
今回の調査結果を分析したところ「有意味感」が有意に向上していることがわかりました。
有意味感とは
「SOC」の項目(有意味感・把握可能感・処理可能感)の一つであり、どんなに辛いことでも、何らかの意味を見出せる感覚のこと。
短期間での数値変動は起こりにくいものの、「うまく対処できた」という経験によって高めることができる。
有意味感向上についての考察
インプロのワークの特徴は、簡単で入りやすいワークから徐々に進んでいくことや、楽しんでいる間にいつのまにか課題がクリアされる機会が多いことです。「うまく対処できた」という感覚を持つことをきっかけに、複数回ワークを体験することによって有意味感がさらに改善・定着する可能性が想定されます。この点のみを見ても、企業導入の価値があるものと考えられます。
SOC・SEの項目は全て向上(但・有意差なしの場合あり)
調査結果に有意差があるものとないものが混在していますが、資料から、全体的に数値が改善されていることが見受けられます。
▼PRASやSOC測定についてご興味を持たれた方はこちら
PRASについて:https://www.mmsjp.info/
お問い合わせ:株式会社医療産業研究所
今回の調査は職場の異なる少人数に対して行った予備調査であるため信憑性が高いとは言いづらいですが、インプロのワークを継続的に受講することがストレス対処能力向上に寄与する可能性を見出すことができました。この結果を受け、調査範囲を拡大し、本格的な効果検証を実施していきたいと思います。
まとめ
今回は、満足度とSOC・SEという2つの項目についてのご報告でした。インプロの特性上、まだまだ質的な実施効果がほとんどですが、少しずつでも数的な結果もお伝えできるよう、事例を積み上げていきたいと思います!
今回の結果をご覧になり、自社にも導入したいと思ったあなた!ぜひお問合せフォームからご連絡ください。