経営アカデミー「組織変革とリーダーシップコース」にて、インプロワークショップを実施しました。

こんにちは、フィアレスCEOの内海です。先日、経営アカデミーの組織変革とリーダーシップコースにて、インプロワークショップを実施してきました。

経営アカデミーとは
経営アカデミーは、日本生産性本部の10周年記念事業として、1965年に創設された日本で最初の本格的なビジネススクールの一つです。その時々に時代の変化を捉え、意識を変え、行動を変える学びの場として、これまで15,000名を超える方々に受講いただきました。修了者には経営アカデミーマスターの称号が与えられ、産業界のリーダーとして多方面で活躍しています。

経営アカデミーのご紹介

組織変革とリーダーシップコースは「人・組織・戦略の視点で組織変革を推進できる次世代リーダーの養成」を目的に開設されているコースです。このコースでグループ指導講師を担っている若林隆久先生(高崎経済大学 准教授)のお声がけにより、今回のワークショップは実現しました。

ワークショップは合宿初日に「心理的安全性」をテーマとして行いました。3時間の講義時間中、若林先生のイントロダクションのあと、2時間半ほどをインプロワークショップにあてました。

ワークショップではあえて心理的安全性とのつながりを説明するのではなく、シンプルにインプロのワークショップを行いました。インプロのワークショップは、普通にそれを実施するだけで心理的安全性が高まります。逆に言えば、心理的安全性が高まらなければインプロのワークショップは成立しないとも言えます。

心理的安全性研究の第一人者であるエイミー・エドモンドソン氏は、即興性と心理的安全性について「鶏と卵」と語っています。

―――インプロのスキルをトレーニングすることで、チームの心理的安全性を高めることは可能だと思いますか?
エドモンドソン「きっとうまくいくでしょう。それは鶏と卵の話です。心理的安全性を高めて即興性を高めるのか、それとも即興性を高めて心理的安全性を高めるのか。答えはどちらもイエスだと思います。どこから始めるかは問題ではありません。」

Psychological Safety. Improvisation.Science: Interview with Amy Edmondson

そこで、今回は普通にインプロワークショップを行い、そこから心理的安全性を高めるヒントを自ら発見するワークショップとしました。

様々な企業から選抜されたリーダーである参加者のみなさんはとても柔軟で、すぐにインプロワークショップの流れに乗ってもらえました。また、そこからさまざまな発見をしていきました。

また、ワークショップの最後には3つの問いから、ワークショップでの発見と普段の仕事を接続させていきました。

ワークショップ中の参加者の声
まず参加者同士が話をしやすくなった。「考えている途中」のことでも話していいと思えるようになった。
「失敗する自由」という考え方が刺さった。自分の子育てについても考え直したい。
失敗をオープンにできる職場をつくりたいが、それが命令になっては意味がない。まずは自分自身が失敗をオープンにすることが大事だと感じた。
自分で自分の考えを検閲していることに気づいた。検閲を完全に無くすことはできないが、線引きについては考えていきたい。

インプロワークショップは何かの答えを与えるものではありません。しかし、体験を通して(強烈に)考えるきっかけを与えてくれるものです。

経営アカデミーは今後も続いていきますが、今回のきっかけが参加者のみなさまの今後にとって良い影響を与えていれば幸いです。

株式会社フィアレスでは、リーダー研修としてのインプロワークショップを提供しています。VUCA時代において未知や変化に強くなることや、心理的安全性を高めるヒントを得ることができます。

参考:なぜ海外のリーダーはインプロを学ぶのか?

ご興味ある方はお気軽にお問い合わせください。

 

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